その9 ちゃこマネーで炭が流通する

◆こんなルートも: ちゃこマネー → 炭 → 商品製造 → 販売
提携店でちゃこマネーが利用される例は他にもいくつかあります。
例えば、炭火焼きコーヒー豆のショップは、貯まったちゃこマネーを炭と交換して再びコーヒー豆の焙煎に使います。
炭をそのまま販売するのではなく商品の製造に使うわけです。
それも普通の炭ではなく、里山保全活動で焼いた炭ということで、「あなたの1杯が里山を守る!」というキャッチフレーズをつけてインターネットでも販売しています。
もちろん、ちゃこマネーの交換分だけでは足りませんから現金でも炭を買ってくれます。

◆「炭と交換できるから」~これがポイント
それから、長野県安曇野のリンゴ農家は、ちゃこマネーが貯まったら炭と交換して有機栽培のための土壌改良剤として使います。
またそれ以外にも、援農に来てくれた人への謝礼に使ったりしています。
大阪市内の障害者施設では、炭入り人形を消臭グッズとして販売し、ちゃこマネー割引で貯まると炭と交換してまた人形を作ります。
もちろん、ここでも足りない分は現金で買ってくれます。
そのように、これらの店では、炭と交換できることが必須であって、ちゃこマネーと炭がうまく循環する関係でつながっています。

◆いまやなんと!17件!!
そのほか、ちゃこマネーが使える店には、なんと500ちゃこだけで定食が食べられる食堂があります。
コンサートを聴きながらタンポポコーヒーが飲める喫茶店があります。
他にも、ノコギリが買えます、陶芸ができます、ダンスを教えてもらえます、占いをしてくれます、証明写真を撮ってくれます、玄米料理が食べられます。などなど、割引で使えるところが今のところ17件ほどあります。

◆広がる「ちゃこの輪」
そこでも、ちゃこマネーはたいてい炭と交換されるのですが、それは考えればそこまで炭が動いたということです。
ちゃこマネーが炭と交換されることによって、いままで炭と縁がなかった店に炭が届くわけで、それは炭が流通したということです。

◆がんばれ 炭の宣伝マン!
炭が動くのは、なにも店に限らず個人の場合でも同じです。
ちゃこマネーを手に入れた人がそれを炭と交換すれば、いままで炭を使ってなかった人に炭が届くことになります。
そして、その人が炭を気に入って、ちゃこマネーの提携店で炭を買えば里山倶楽部の炭が売れることになります。
つまり、ちゃこマネーは、人から人へと動いていく炭の宣伝マンであり拡販部隊の役割を果たしているのです。
それも自分で勝手に働いてくれるのです!これは、やってみてわかった大発見で、炭本位制とすることで地域通貨が里山保全につながる具体的な事業ツールとなったのです。

(2004.07)

←前のページに戻る    続きを読む→

Copyright(c) 2013 株式会社里山経済研究所 All Rights Reserved.