その8 ちゃこマネーを店で使おう!

◆ちゃこマネーで支払いされたら、うちの店、もうからへんのちゃう?!
やっぱり、店で使えるのがいいということで、それから積極的に使える店を増やして行きました。といっても、店で地域通貨を使えるようにするということは、つまり割り引き販売をしてもらうということです。
それはこちら側にとっては大きなメリットですが、店にとっては清算が面倒になるし何より円での売上が減ることになります。その見返りはわずかな宣伝効果くらいですから、経済的な面から言えばとても割に合うものではありません。

◆里山倶楽部メンバーの力をフル活用するしかない

ですから、どうしても「協力をお願い」することになります。その時に、店のオーナーがまちづくりや相互扶助の仕組みに理解をしてくれればいいですが、普通はなかなかそんなに簡単にOKはもらえません。
これは、やはり情熱を燃やした営業活動になります。しかし、この場合、いちばん了解をもらい易いのは団体内の会員が営業しているお店です。ちゃこマネーも、ほとんどが里山倶楽部の会員ルートで広がりました。

◆お店で得して、お店も得する...これや!
この時に、ちゃこマネーがよかったのはそれが炭本位制だということでした。貯まったちゃこマネーを炭に換えることができるということです。実は、お店で問題になるのは貯まった地域通貨の使い道です。もちろん、他の店で使えたり工夫をすればボランティアに支払うことも出来ますが、受身的なお店ではそこまで出来ません。
つまり、わかり易いのです。あれこれ説明しなくても、「炭と交換できます」というだけで具体的な交換の図式が頭に浮かぶのです。貯まったちゃこマネーを炭と交換して、店の飾りにしてもいいし、販売してもいいのです。そう、ちゃこマネーで炭を仕入れて売ることが出来るのです。これは、実際にナチュラル系のお店で始まりました。

◆そして、里山倶楽部も…流通に成功!
その店では、ちゃこマネーで有機栽培のコーヒーが100円割引きで飲めます。そして、やがて貯まったちゃこマネーを炭と交換して、それを店の商品として販売するのです。里山保全の炭とPRして、炭のブームもあったのでよく売れました。それは、そのお店にとってもメリットがあることです。
しかし、そのことで一番利益を得たのはもちろん里山倶楽部です。里山倶楽部の炭の販売店がひとつ出来たのですから。

※写真上から/
1、炭の販売店になったナチュラル系のお店
2、500ちゃこで陶芸体験ができる

(2004.6)

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