その7 ちゃこマネーの使い道は?

◆どこも同じことで悩んでる
この連載中に、(財)地域活性化センターの方が、我々の「ちゃこマネー」に興味をもたれて、わざわざ取材にやって来ました。地域通貨について調査をしている中で、炭本位制というモノを担保にしている地域通貨は全国でも珍しいからというのがその理由でした。
いろいろと話している中で、ちゃこマネーの使い道の話題になった時に、前回の連載に書いたように、うちは個人メニューではあまり動かなかったですと言ったのですが、聞けば他の地域通貨も同じような問題を抱えながら運営しているそうです。


◆温かい地域コミュニティづくりを目指す?
しかし、地域通貨がハートマネーと言われるように、個人間のボランティアのやりとりを促す手段として使われるわけだから、温かい地域コミュニティづくりを目指すグループにとってはその個人メニューは絶対に外せないものです。それで、事務局が積極的にマッチングするわけです。
マッチングというのは、Aさんの要望にぴったり合うBさんの出来ることを見つけて、紹介斡旋することです。それとか、定期的に会員同士が集まる機会を作って、話し合いの中からボランティアの交換を促す方法です。
そうこうして、通貨を動かし新しいコミュニティの形成を行っていくわけです。

◆面倒なこと、したないわ
「そんなマッチングはされないのですか」と聞かれたけれど、うちは地域通貨だけを運営している団体ではないので「そんな面倒なことはしてません」と答えました。うちは、なにせ手間ががかることは絶対にやらない方針で始めたし、実際こればかりに面倒見れないのです。本業が忙しい!


◆気軽さが身上、ちゃこマネー
ちゃこマネーは発行の形態も①安い紙に刷って配るだけの紙幣型、②500ちゃこだけ発行する、③裏書は発行日しか書かない、④誰の手に渡るか関知しないというような気軽さで、炭が紙幣になって広がっていくこと(これは後から気が付いた最大のメリット!)が目的ですから。
しかし、通貨が動かなければやっぱり役に立たない。ある地域通貨の専門家は「別にそんなに活発に動かなくてもいいんです。こういう取り組みをしているだけでも意義があるのですから」と言ってたけれど、やり始めたからは動かないと面白くない。それで、ちゃこマネーが使える店の開拓を進めたのです。このときは会員の力が大変役に立ちました。

※写真上から/
1、定例活動に参加して500ちゃこをゲット。
2、500ちゃこで定食が食べられる京政食堂。(平野区)

 (2004.4)

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